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保険見直し×NISA活用で家計を再設計――教育費と老後資金の両立支援
ご相談者様プロフィール
- ご相談者様
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O様(兵庫県在住・30代ご夫婦+お子様1人)会社員
- 年収・資産状況
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世帯年収:約700万円/金融資産:約300万円
- ご相談方法
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オンライン面談
ご相談の背景
約2年前、お子様の誕生をきっかけに、保険会社を通じて複数の保険に加入されました。その後、NISAへの関心が高まる中で、「保険だけで本当にいいのか?」という疑問が生まれ、運用についても検討したいとの思いからご相談いただきました。
過去に旧NISAについて保険会社へ問い合わせた際、十分な説明が得られないまま保険商品を勧められた経験があり、その際に契約に至ったことに対して、モヤモヤとした思いが残っていたとのことです。
また、保険料の負担が家計を圧迫していることも大きな課題となっており、日々の生活にゆとりがなく、休日も心から楽しめない状況が続いていました。「老後にはゆとりが出る」と説明を受けていたものの、このまま進んで本当に大丈夫なのかという不安が大きくなり、教育費や老後資金も含めた将来設計全体を見直したいというご要望につながりました。
NISA口座:未開設(旧NISAも未経験)
加入保険:計7件加入
・変額保険
・終身保険
・学資保険
・年金保険 など
Main Issue ヒアリングで浮かび上がった課題
保険加入件数と支出過多
加入されている保険商品が多岐にわたり、毎月の保険料が家計を圧迫している状況でした。
また、契約時の意図が不明確な保険も含まれており、保障内容の重複や目的とのズレが見受けられたため、保険全体の本質的な見直しが必要と判断しました。
運用への関心と知識不足
お客様ご夫婦は投資やNISAに対して関心をお持ちである一方、基本的な知識が不足していることに不安を感じていらっしゃいました。
特に、「保険と運用は何がどう違うのか」という点が整理できておらず、誰に相談すれば良いのか分からないまま時間が経過していた状況でした。
教育資金と老後資金の両立への不安
今後かかるお子様の教育費に加え、ご自身たちの老後資金の準備も必要であり、両立できるかどうかの見通しが立たず、不安が膨らんでいるご様子でした。 将来的な生活資金に対する明確なプランがなかったため、資金計画を可視化したいという強いご希望がありました。
Advice Details 支援内容
ライフプラン設計とキャッシュフロー分析
お客様の将来設計を明確にするために、現在から100歳までを想定した長期シミュレーションを実施しました。
特に、お子様の大学進学にかかる教育費を中心にプランを組み立て、年金や退職金も反映したキャッシュフロー表を作成しました。
その上で、家計の収支バランスを見直し、毎月の負担感を軽減できる現実的な改善プランをご提案しました。
保険の再構成と最適化
ご加入中の保険をすべて一覧化・精査し、内容の重複や目的が不明確な契約を見直し対象としました。
その上で、医療保険や収入保障など「本当に必要な保障」だけに絞り込むことで、保険料を大幅に圧縮しました。
結果として、家計を圧迫することなく、必要なリスク対策がしっかり取れる保険構成へと再設計いたしました。
Financial Management Advice 運用商品に関するレクチャーと面談の流れ
NISAと投資に関するレクチャー
NISAの仕組みや保険との違い、投資の基本(リスクとリターン、資産クラスの考え方など)について、初心者にも分かりやすく丁寧にご説明しました。
特に奥様は、ご友人からもNISAの話を聞いて関心を高めておられたこともあり、ご夫婦そろって「学ぶ姿勢」を持って前向きに取り組まれている様子が印象的でした。
今後の運用に向けて、第一歩を安心して踏み出せるようなサポートを実施いたしました。
Client Review ご相談後の変化・ご感想
お客様からいただいたご感想
「家計を見直し、収支を『見える化』したことで、家族で楽しめるお金の範囲がはっきりし、気持ちがとてもラクになりました。」
「教育資金と老後資金の両立に対する不安が解消され、進むべき道筋が見えてきました。」
「保険も運用も、自分たちに合った形に整理できたことで、大きな安心感を得ることができました。」
「将来は、子どもにもお金のことをきちんと伝えられるようになりたいと思っています。」