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老後資金・住み替え・保険を見直すライフプラン支援事例
ご相談者様プロフィール
- ご相談者様
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T様(千葉県在住・50代ご夫婦とお子様2人)会社員
- 年収・資産状況
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年収:約1,200万円/金融資産:約2,000万円
- ご相談方法
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オンライン面談
ご相談の背景
教育費の負担がひと段落し、いよいよ老後資金の形成に注力したいと考え始めたタイミングでのご相談でした。お客様は「老後資金がどのくらいもつのか?」「足りないとすれば、何歳まで働けば良いのか?」といった全体像の不透明さに対して、強い不安を抱えておられました。
また、資産にある程度の余裕があれば、実家をリノベーションして住み替えたいという将来的なご希望もあり、それが実現可能かどうかを客観的に見極めたいというお気持ちもお持ちでした。
保有口座:NISAあり
加入保険:
・医療保険
・がん保険
・終身保険
制度:確定拠出年金(企業型DC)
Main Issue ヒアリングで浮かび上がった課題
NISA運用への不安
お客様は、老後資金の準備を目的にNISAを始めたものの、「自分の選択が本当に正しいのか分からない」という不安を感じていらっしゃいました。
知識が不十分なまま運用を続けることに対して、強い抵抗感を抱いておられたことが印象的でした。
保険内容への不信感と相談への躊躇
過去に、相談先のすすめに従って加入した保険について、「本当に必要な保障がされるのか分からない」という疑念を持たれていました。
さらに、実際に保険金が支払われなかった友人の体験談を聞いたことがきっかけとなり、不信感が一層強まっていたとのことです。
そのため、別の保険商品を再びすすめられるのではないかという警戒心から、相談自体に対してためらいを感じていらっしゃいました。
Advice Details 支援内容
ライフプラン設計とキャッシュフロー分析
現在から100歳までを想定し、物価上昇も加味した長期的な資金シミュレーションを実施しました。
退職金・年金・生活費・医療費・余暇費用などを反映しながら、将来の資金推移を「見える化」するキャッシュフロー表を作成しました。
また、将来的な住み替え希望である実家のリノベーション計画をライフプラン上に明確に位置づけ、その実現可能性と資金の余裕度を具体的に可視化しました。
NISA口座の運用精査
保有中の投資信託を精査し、リスクとリターンのバランスをあらためて確認しました。
全体の資産構成が「攻め」に偏っていたため、債券など守りの資産へのリバランスをご提案し、運用の安定性を高めました。
あわせて、インフレ対策と資産の寿命の両立を図る運用方針を再構築し、継続できる仕組みを整えました。
保険の見直し
医療保障・がん保障を中心に、「必要最小限でありながら実効性の高い保障内容」へと再設計しました。
過剰な保険料負担を抑えながらも、保障範囲を維持・拡充できるような見直しをご提案し、家計の固定費のスリム化を図りました。
Financial Management Advice 運用商品に関するレクチャーと面談の流れ
Client Review ご相談後の変化・ご感想
お客様からいただいたご感想
「ぼんやりとしていた老後のイメージが、今回の面談を通じて明確になり、
自分たちがこれからどう生きていきたいのかを夫婦でしっかり話し合えるようになりました。
第三者であるプロの視点が入ることで、夫婦間でも冷静かつ納得感のある対話ができたと感じています。
また、それまで意識していなかった退職金の取り扱いや制度の話を聞けたことも非常に勉強になりました。
何より、『伴走します』という言葉に大きな安心感を得ました。
今後も引き続きお願いしたいと感じています。」